Mail Magazine
095:引っ越しとヤドカリ
月に1~2回通って下さる方には、最後に「良いお年をお迎えください」と挨拶をしてお見送りする時季となりました。もし、今年が大変だったり、楽しくないことが多かった1年だったとしても、「良いお年を」なんて口に出すと、”なんだか今年もやり切ったなあ”と思えますし、良い年明けが待っている気がしませんか。
スタジオで実際にお会いしている方々には、口頭やメールでお伝えしたのですが、”久しくスタジオに行ってないなぁ”という方に初めてお知らせいたします。この度、弊スタジオが移転することになりました。移転と言っても住所はそのままで、同建物内の9階にお引越しします。
「なんでまた同じ建物で…?」と気になるかと思いますが、スタジオ面積が広くなりまして、見晴らしがほんの少しだけ良くなります。階が上がりまして、面積も広くなりまして、お家賃も…そうです、皆さま是非ともweb予約の画面を開いていただいて、、、、、。
と、今まで通りパーソナルでご受講いただきたいのはもちろんのこと、スタジオが広くなる分、ご家族やパートナー、ご友人の方と一緒に受講していただきやすくなる予定でして、僕自身が一番楽しみにしているかもしれません。
先日、引越しの見積もりを終えまして、これから各種手続き変更やらないといけない訳なのですが、ふとヤドカリのことが頭に浮かんできまして。ヤドカリって、常に住宅難民であることを皆さんご存知でしたでしょうか…。
普通、生き物にとっての限定要因は「食べ物」なのですが、ヤドカリにとっては巣として使える殻が限られた量であるため、殻の争奪戦がよく起こるらしいのです。どれだけ殻の争いが酷いかって、既に殻の中に入っている先住ヤドカリを追い出してまで奪ったり、まだ生きている貝を襲って殻を奪い取る程なんです。それだけ殻に頼っている生き方なので、自分の体を硬くするエネルギーをかなり節約できるそうなのですが、結局は殻に頼るしかないことがヤドカリの生存や大型化の阻害要因ともなっているそうです。
ちなみに、この殻を脱ぎ捨てて大海原で頑張った結果がタラバガニなんですよね(カニの美味しい季節になりましたね)。タラバガニって、実はヤドカリ下目だったんですね。やはり殻を破ることで、ヤドカリも人も大きく成長できるみたいです、、、、。弊スタジオも、いつか宿借から、殻を破って、、、なんて考えていたら、それはただの青空ヨガ教室みたいな感じになりそうですね…
Sahanaメルマガ vol.232(2021年12月)より