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Essays
2017年05月

2017年05月


 「インドに勉強しに行く」と伝えると、アーユルヴェーダ?と聞かれることも度々ありました。近年注目されているアーユルヴェーダ、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。さて、今回はこのアーユルヴェーダをご紹介します。


 アーユルヴェーダ(Ayurveda)とは「Ayu(r) = 生命」と「Veda = 科学」の組み合わせで、インドの伝統医学です。古のインド人は5千年も前から生命を科学してきたとは驚きですよね。アーユルヴェーダにおいて生命とは「体」「感覚器官」「心」「魂」から成り立っているとし、体は「組織」「三大要素(火・風・土)」「排泄循環」「環境」から構成されているとしています。アーユルヴェーダ医師の診断方法は日本で受けられるものとは異なります。



 その人の見た目(仕草)と生活習慣、さらには季節気候から個人の体質とそれに応じた治療法が細やかに決められるのです。さらには個人の特徴である火・風・土の三大要素にはそれぞれ対応した時間帯(24時間の内に各々が4時間周期)、食物があるのです。このような至極自然に寄り添った観点から自分の体と食生活を見直すことは、新鮮で面白くないですか?



 インドではこのアーユルヴェーダ医師は国家資格であり、多くのアーユルヴェーダ医院が街中にあります。西洋医学と並行して、伝統医学の受療も主流なのです。今では南インド・スリランカを中心として、アーユルヴェーダトリートメントを受けながら心身を休ませるツアーも多いですので、日頃のお仕事や家事で疲れた方は是非チェックされてみてください。



Busport2017年6月号より

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