top of page
studio Sahana logo ヨーガ ヨガ ヨガスタジオ ヨガセラピー
Essays
2016年05月

2016年05月


 街のいたるところで売っているチャイ。小さなグラスや紙コップで一杯5~7ルピー(10円前後)で飲むことができます。食後に「コーヒー?ティー?」と聞かれるのですが、この国では「ティー」と言えば「チャイ」が出てきます。それほど日常にあって当たり前のチャイ文化、先日アテンドした日本人の知り合いもしっかりとその魅力にはまっていました。


 宗教の関係でお酒を嗜む人口がそれほど多くないこの国では、お茶の時間がいわゆる酒やタバコでのコミュニケーションに位置付けられるのではないでしょうか。仕事の休憩といえば、チャイとビスケットは欠かせません。また、街角のチャイスタンドでおじさん達に囲まれながら一杯、なんてのもインドならではの雰囲気で僕はとても気に入っています。列車では、各ポイント毎にチャイの売り子が乗ってきて「チャーイチャイチャイチャーイ」と連呼するのですが、この呼び掛けを一度聞くとなかなか頭から離れません。


 さて、気になる味ですが、約10円の安さにも関わらずしっかり生姜をすりおろしたり、新鮮な牛乳を使ったりとどこのお店も美味しいチャイを飲むことができます。最近ではアメリカのコーヒーチェーン店の雰囲気のようなお店もできており、新しいフレーバーを味わえたり、お洒落にチャイを楽しむことができます。経済の発展とともに、この国のチャイ文化の発展も期待したいと思います。



Busport2016年6月号より

bottom of page