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Essays
2016年04月

2016年04月


 ここインドでは、どこへ行っても人だらけで、肌が触れ合うほどの人口密度の場所は珍しくありません。しかし東京の人の多さとはワケが違います。人も車もルールがありませんから(笑)。そして人に加えて牛や犬や豚もひしめき合うので、カオスという表現がよく似合います。


 さて、とんでもないくらい人口の多いインドですが、彼らが話す言語が地域によって異なるということはご存知でしょうか。この国での主要な言語の数は22、字体の数は13、その他主要でない言語や方言の数はなんと720を超えます(*)。インドといえばヒンディー語ですが、これは国内の共通語とされており、また、そのサポートとして英語が補助共通語にされています。


 いくら国土面積が日本の約9倍といえども、同じ国内でこれほどの言語が存在することを想像できるでしょうか。出身の違うインド人たちが集まった時に、一部の同じ地域出身者がその地方言語で盛り上がってしまうと、その傍らで残されたインド人たちはポカンとしています(笑)。


 このような理由もあり、この国の人たちのコミュニケーション能力は非常に長けていると感じます。言葉が通じない時でも動じず、他の手段を使って「伝える」ことができます。彼らと接していると、コミュニケーションの本質とは何かを考えさせられます。たまに、その言葉はわからないって言っているのにも関わらず、世間話を延々とされる時には「もういいよ……」と思いますが(笑)。



* 参考:https://www.justlanded.com/english/India/India-Guide/Language/Languages-in-India



Busport2016年5月号より