Study
中高年の方を対象とした身体・呼吸器官系へのヨガの効果
週1回のヨガのレッスンでも、身体的・呼吸機能的に科学的根拠のある改善が確認されました。
研究なので、もちろん「効果が出やすいようにデザインされた」レッスンスケジュールではあったと思いますが、普段何気なく通う地元のヨガ教室は、「気分的に何だか気持ちいいなぁ」以上の効果があるみたいですよ。
ちょっと気分が乗らないな…という時も、週一回以上のペースが保てるように頑張ってみたら、体にとても良いかもしれませんね。
下記、研究の要約まとめです。
Positive Effects of Yoga on Physical and Respiratory Functions in Healthy Inactive Middle-Aged People.
Kuniko Yamamoto-Morimoto, Shuji Horibe, Rikio Takao, and Kunihiko Anami
Int J Yoga. 2019 Jan-Apr; 12(1): 62–67.
doi: 10.4103/ijoy.IJOY_10_18
PMCID: PMC6329219
PMID: 30692785
健康的に機能していない中高年の身体的機能・呼吸機能に対して、ヨガが改善するという研究結果をKuniko Yamamoto-Morimoto, Shuji Horibe, 他2名の研究チームが発表しました。
【目的】
8週間における、「アーサナ実習」と「アーサナ＆プラーナヤーマ実習」の2種類のヨガ実習が、健康でない中高年の人たちの身体・呼吸機能にもたらす影響を測定すること。
【対象】
28名（平均年齢：52.7歳、男性：2名、女性：26名）
【方法】
ヨガアーサナグループ（YA）とヨガアーサナ＆プラーナヤーマグループ（YAP）の2つのグループに分けられ、週1回のレッスンを8週間にわたって受けた。
呼吸機能はオートスパイロメーターで測定、身体機能はチェア・テストで測定された。
【分析】
測定値はt-testで分析され、P<0.05 は統計的優位性があると考察される。
【結果】
どちらのグループにおいても、身体機能と呼吸機能は有意的に改善された。しかし、吸気時の最大値と、屈伸時の屈曲の最大値はYAP（ヨガアーサナ＆プラーナヤーマグループ）のみ有意的改善が見られた。
引用文献は下記よりご覧下さい.
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