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ヨガと瞑想が大学生のストレスと不安のレベルにどう影響するのか?

ヨガと瞑想が大学生のストレスと不安のレベルにどう影響するのか?

皆さん、きっと学生時代には楽しい思い出をたくさん作られたことと思います。

ですが、楽しい思い出の為に、毎学期乗り越えられたものがあるのではないでしょうか。

そうです、各期末試験です。この試験をパスしないと、楽しい学校生活を続けることができませんよね…。


今回、ご紹介する研究は「週に1回程度のマインドフルネスの実践を採用することで、大学生のストレスや不安を軽減できることを示唆する」ものでして、

「大学側は、学生のセルフケアをサポートするために、カリキュラム内に非薬理学的ストレスおよび不安軽減方法の指導を含めることを検討する必要があります」と結論を述べています。


今や日本でも市民権を得ているヨガですが、大学の体育プログラムや心理学プログラムなどで取り入れられる日もそう遠くはないのかもしれませんね。

(※ご紹介する研究は海外のものです)

 下記、研究の要約まとめです。

Impact of a Yoga and Meditation Intervention on Students' Stress and Anxiety Levels

Virginia Lemay, PharmD,corresponding author John Hoolahan, PharmD, and Ashley Buchanan, DrPH
University of Rhode Island College of Pharmacy, Kingston, Rhode Island
Am J Pharm Educ. 2019 Jun; 83(5): 7001.
doi: 10.5688/ajpe7001
PMCID: PMC6630857
PMID: 31333265


【目的】
 大学生の「ストレス知覚」「不安レベル」および「マインドフルネススキル」に対する6週間のヨガ実習と瞑想実習のもたらす影響を評価することです。


【方法】
 実験対象の大学生は、①「ロードアイランド大学薬学部の訓練を受けた教員による、ガイド付き瞑想」と、②「週に1回60分のヴィンヤサフローヨガクラス」で構成される、6週間のパイロットプログラムに参加しました。

 学生は、以下の結果の変化を評価するために、研究の前後に質問票に回答しました:
・ストレスレベル
・不安レベル
・マインドフルネススキル

 質問票は、ベック不安尺度(BAI)、知覚ストレス尺度(PSS)、および5つのファセットマインドフルネス質問票(FFMQ)の3つの自己報告ツールで構成されていました。それぞれの生徒のスコアを評価して、各楽器の数値およびカテゴリのスケール(低、中、高)を使用してベースラインからの変化を検出しました。


【結果】
  19〜23歳の17人の参加者(女性:13名、男性:4名)が研究を完了しました(学生のうち9人は、Doctor of Pharmacyプログラムに登録、8人は他の学術プログラムに登録)。学生の不安とストレスのスコアは大幅に減少しましたが、全体的なマインドネスは大幅に増加しました。 不安尺度(BAI)と知覚ストレス尺度(PSS)の実験前後でのカテゴリーデータの変化は有意でした。その上、実験後の質問票でストレスまたは不安について「高」カテゴリーで得点した学生はいませんでした。


【結論】
 学生は、最終試験の前に6週間のヨガと瞑想のプログラムを完了した後、ストレスと不安のレベルの低下を経験しました。結果は、週に1回程度のマインドフルネスの実践を採用することで、大学生のストレスや不安を軽減できることを示唆しています。大学側は、学生のセルフケアをサポートするために、カリキュラム内に非薬理学的ストレスおよび不安軽減方法の指導を含めることを検討する必要があります。

引用文献は下記よりご覧下さい.

もし、掲載内容と論文に誤りがございましたらご連絡いただけると幸いです。

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