186:ヨガと若返り
前回のメルマガでは、「老けないこと」についてお伝えしましたが、“不老不死”はヨガやアーユルヴェーダにおいて長い歴史を通じて注目されてきたテーマなんです。「不老不死」というワードを聞いて、ワクワクする方ってどれほどいらっしゃるのでしょうか。
今回のメルマガでは、残念ながら不老不死がテーマではないのですが、ちょっぴり科学的に「ヨガって若返りに良いんじゃないか」というお話です。
“若返り”という言葉には語弊があるように感じるかもしれませんが…。以前出てきた「脳の神経可塑性」に、ヨガがとても良いですよ、というお話ですね。
とても分かりやすいのが、ヨガのアーサナ(ポーズのこと)ですよね。ヨガマットの上で、体をさまざまな姿勢に導くことで、体と心に多面的な利益をもたらします。例えば…
新しい運動パターンの学習:
日常生活では取らない姿勢であるアーサナを通じて、新しい体の位置や動きを学ぶことで、脳の運動野が活性化され、新しい神経回路の形成が促されます。これは、脳の柔軟性を高め、年齢による認知機能の低下を防ぐ助けとなります。
注意力と集中力の向上:
ヨガのアーサナって変な格好が多いじゃないですか。そんな恰好を正確に実行するには、「自分の身体の各部位はどうなっているんだ?」と、常に高い集中力が求められますよね。この集中力を維持する過程で、前頭前皮質などの脳領域が刺激され、認知機能が向上します。
ストレス応答の調整:
身体に適切な負荷をかけながら動くので、体内のストレスホルモンのバランスを調整し、リラクゼーションを促すパラシンパティック神経系の活性化を支援します。これにより、脳の健康を保ち、長期的な神経保護に寄与することが過去の研究で示されているんですよ。
以上に付け加えて、呼吸の話もたくさんあるのですが、それはいつかまたの機会に。
ヨガは単なる体のトレーニングではなく、僕たちの脳と心に深い影響を与える実践と思っていただければ、新たな発見があるんじゃないかなと思います。ヨガマットの上でのユニークな姿勢を、より楽しんでいただければ幸いです。
Sahanaメルマガ vol.(2024年4月)より