Mail Magazine
126:生きること、代謝
知らぬ間にメルマガ配信システムの仕様が変わっていたみたいで、皆さんのお手元に届いたメルマガでは、写真(タイトル上部に表示される画像です)が自動的に表示されなくなったようですね。
メルマガを始めてから、これまで欠かすことなく写真も載せていたのですが、もうその必要性もなくなったということに…。これもシステムの新陳代謝ですね…。
とか言いつつも、今までの癖で写真をこれからも載せて配信していくんだと思います(今回のメルマガでvol.276でして、気が付けば結構な量を配信していますよね、、、笑)。
ただのメルマガのお飾りの為の写真ですが、「ちゃんと見てあげたい」という心優しい方はメルマガ最上部の「ブラウザで表示する」からご覧ください。
そのような弛まぬ企業努力のおかげで、便利な機能が追加されたり、余計なものが省かれたりと日々調整、更新されていることによって、僕たちは超便利な今日を過ごしている訳なのですが。
これと同じように(とは正確には言えないのですが…“ほとんどそんな感じ”で)、僕たちの体も日々更新されているんですよね。ただ、気が付かぬ間に。
現在の生物学で「生物とは何か」を満たす条件の一つが、「代謝を行っていること」なんです。
そしてその代謝とは何ぞや?という話なんですけど、「生物の体におけるエネルギーと物質の流れ」のことです。
ここで言うエネルギーとは、車で言うところのガソリンのことですね(もう何年かしたら「車で言うところの水素/電気ですね」って言っているんでしょうね、、、、)。
僕たちは食事をして栄養を摂ると、それらがエネルギー源となり日々活動できます。同じように、車はガソリンを、家電は電気をエネルギー源として“動いて”います。
でも、僕たち人間は生物なんですけど、車や冷蔵庫は生物ではないですよね。
車や冷蔵庫の部品は壊れるまでずっと同じものですが、僕たちの体はずっと同じものではないですよね。
昨日と今日で体の見た目はあまり変わってないように見えますが、体を構成する細胞の多くは入れ替わっています。これが、代謝に含まれる“物質の流れ”です。
ちょっと食事中だったらごめんなさいな話なんですけど(いや、そもそも携帯見ながらご飯食べるのはお勧めしないので、食事中の方はとりあえずスマホ置いて食事を楽しんでください)、僕たちの便は食べ物の残りカスのみが排出されている訳ではないことをご存知でしょうか。
なんと、実は便の固形成分の3分の1は僕たち自身の小腸から剥がれた細胞なんですよ。
「お肌のターンオーバーが~」とか、「筋肉の超回復は~」等など、代謝に関する話はいろいろと見たり聞いたり、更にはご自身で実感されたことっておありだと思うんですけど、「便の3分の1が自分の細胞」なんてものは毎日その場で確認できてしまうという、強烈な代謝の瞬間ではないでしょうか。
なかなか日常生活ではないですからね、「あー、自分の体は昨日とは違うなあ」なんて思ったり感じたりする瞬間なんて。
小腸の細胞が剥がれるように、古い細胞が体外へ出ていくならば、新しい細胞が体内に誕生しています。
言わずもがな、口にするものってとても大事なんですよ、という話をまた今度のメルマガにて。
Sahanaメルマガ vol.276(2022年10月)より