top of page
studio Sahana logo ヨーガ ヨガ ヨガスタジオ ヨガセラピー
Mail Magazine

105:言葉と解釈

「氷が溶けると、どうなるでしょうか?」というクイズを出されたら、皆さんはどう答えますか。僕はすぐに「水になる」と思ってしまったのですが、「春になる」というのも正解らしいです。なんともまぁウィットに富んだ回答でしょうか。



ものの見方を少し変えるだけで、90度も180度も違った意味の解釈ができることって、意外とたくさんあるんじゃないかなと思います。これはもちろん、良い意味にも変わりますし、悪い意味にも変わることがありますよね。



一見悪いような出来事でも、別の角度から見直してみて、自分にとって良い解釈に変えることによって、ストレス負荷を軽くできたり。反対に、褒めたつもりで口にした言葉でも、相手にとっては嫌味に聞こえてしまったり。「このはし渡るべからず」の注意書きを見て、橋の真ん中を渡る一休さんのように、Going my way且つ頓智がきいていると、なんだか人生をより楽しめそうな気がしますね。



当スタジオでは、マンツーマンでも対多数でも、毎月いろいろな講座を開催しているのですが、一つ一つの言葉の定義を完璧に共有するのは難しいなと毎回思います。ですが、一つの言葉に対して色々な解釈での意見を聞かせていただけるからこそ、お互いの知見が広がって良い結果を得られることも多いです。



講座として多くの方と話すので、小さな差異に気が付けるのであって、普段の生活の中では気が付けないミスコミュニケーションってたくさんあるのかも、と思っております。皆さんも普段からコミュニケーションには気を付けられていると思うのですが、それでも時たま「何言ってんだこの人、、、?」みたいな方に出会ってしまいませんか。



僕自身がそのような方に出会うことは滅多にないのですが(そして自分がそうならないように気を付けたいなと、今あらためて強く思いました…)、人によって考え方が異なっていて当たり前ですし、「まぁ昔は、地球じゃなくて、地球の周りが回っていると考える人ばっかりの世界だったんだもんなあ…」なんてことを思うと、意見の相違に対して「何か新しい発見があるんじゃないか」というワクワクが生まれるかもしれません。



歳を重ねて色んなことを経験すると、危険なリスクを回避できるという良い面がありますが、物事を最初から決めつけてしまいがちになってしまうことも。意外にも“自分にとっての常識はどうなのか?”と疑うと、自分が腹を立てたり、嫌な気持ちになる機会が減っていくかもしれません。凝り固まってしまった常識を取っ払うために、「そう来るか!?」をたくさん浴びたい方は、是非ともいつかインド旅行をお勧めいたします。


Sahanaメルマガ vol.244(2022年3月)より

bottom of page