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Mail Magazine

092:アーユルヴェーダと食事

つい先日、アーユルヴェーダ講座を開催いたしまして、「やっぱり日頃から食べているものが大事なんですよ」なんてことをいつも偉そうに喋らせてもらうのですが、毎度説明している自分が一番納得していたりします。自分が食べているものを毎日写真に撮ったり、メモをしている方はなかなかいらっしゃらないかと思いますが、皆さんはどうでしょうか。普段から自分が食べている食材や量を、きっちりと把握されていらっしゃいますでしょうか。



(ちなみに、この講座は医師の方と一緒に開催しているのですが、受講者の方よりも僕の方が「へぇ、なるほど~」と思っている程楽しんでいるかもしれません、、、、。来年1月もオンライン開催しますので、ご興味ある方は是非ともお問い合わせください。)



寒くなってくると、食欲や、体の欲する食べ物、または味覚に変化がありませんか?きっとチョコレートのような甘い物が食べたくなる方も多いんじゃないなと思います。11月の横浜は、晴れた日が多く、「秋っていいなぁ過ごしやすいなぁ」なんて思っておりましたが、これから段々と気温が下がり、季節は冬になっていくようですね。



ただでさえ季節の変わり目って、身の回りに起こる分かりやすい変化ですよね。加えて、緊急事態宣言解除後の今は、久しぶりに会うご家族や友人との食事会が増えたり、ちょっとした国内旅行にも行ったり等、今までの自粛生活に少しずつ動的な変化が起こっているのではないでしょうか。「あれ、今月からいろいろ忙しいな…」と、公私共にスケジュールが埋まって、生活リズムが少しずつ変わっていくと、それに合わせて食生活も変わっていきますよね。



食事の選び方はもちろん、食事をするタイミングによっても腸内細菌叢のバランスは大きな影響を受けています。近年では、腸内環境と脳機能は相互に作用しあっていることが解明されてきていますので、健康分野では腸内環境が注目を集めていますよね。「最近少し寝不足で…」とか、「寝てるはずだけどなんだか寝足りなくて…」など思っている方は、もしかして食べ物の影響によって睡眠パターンが変動しているのかもしれません。ちなみにこの腸内細菌叢によって、僕たちの判断力や感情なども大きく影響を受けていると考えられています。



役に立つメルマガでしたら、ここで「こんな食べ物がお勧めです」なんてことを書くかと思いますが、僕がお勧めしたいのは「しっかりと自分の食事内容について把握すること」です。一昨日食べたもの、何か覚えていますか?自分が口にするものの内容を分かっているようで、意外と分かっていないことが多かったりしますよね。



これから年末にかけて、特に食生活の変化が大きいのではないかと思いますが、だからこそ今しっかりと自分の食事に意識を向けてみるのはいかがでしょうか。「体にいい物食べなくちゃ」と気負うことなく、ただ今の自分の食事を観察していくだけで、それは立派な健康管理の一つになり得るはずですよ。


Sahanaメルマガ Vol.229(2021年11月)より

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