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Mail Magazine

072:夏至

この時季になると、「ビール好きの方はより楽しい季節になってまいりましたね」なんて毎年言っている気がします。そして、季節の変わり目がくる度に、役目かのように節気をお伝えしている気がします。本日は2021年で最も日が長い夏至ですね。



米の品種改良が進んでいない昔は、夏至から田植えの時季とされていたようで、この頃に田植えを行っていたそうです。夏至という言葉を見ると、夏の青い空をイメージしてしまいますが、梅雨真っ只中なので、土砂降りの中で田植えする風景が歌川広重の浮世絵でも描かれているんですよね。もし、この日本が狩猟文化が中心の国だったら、田植えでなく狩りをしている浮世絵が描かれていたのだろうか…など想像してしまうのですが。



ちなみに狩猟民族の世界では貧富の差は起こりにくいのではないかと言われており、例えば一人が大きな獲物を仕留めたとしても、それを一人で腐る前に食べ切れる量は決まっているので、仲間と分配することを選ぶ確率が高まるようです。ですが農業によって得られる農作物、主に穀物は貯蔵することができる優れものの為、「富」となります。そしてこの富をより多く得る為に、作業効率の良い農具を作る技術や、水を引く灌漑の技術が発展し、それが武器や砦を作る技術へと応用発展させられていくわけなのです。農業なんて聞くと穏やかなイメージばかりしてしまいますが、歴史の中では、農業(技術)に優れた農耕民族が狩猟民族を制圧していくようになるという…夏至について書こうと思っていたにも関わらず、結局、農業って凄いなあという話でした。



と、少し前にも、冬なのに田んぼについて書いたり(vol.173)、春なのに田植えについて書いたり(vol.186)と、なぜか稲作について書く機会が多い気がしております。最近、どうやら農民の血が騒いでいるのかもしれません、、、。





そして、話を夏至に戻しますと、本日6月21日は「国際ヨガデー」なんですよね。知っている人は知っている、もしくは「いや、知ってはいたけど、なかなかどうでもいい事なので忘れてしまったな…」という方も多いのではないかと思うのですが…。2015年にインドのモディ首相によって制定されたこの国際ヨガデー、インドではもちろん、日本でも毎年ヨガイベントが開催されていたのですが、この状況下のため、イベントの自粛とともに忘れ去られてしまいそうですので、今回のメルマガで「6月21日は国際ヨガデーです」と、皆様にお伝えさせていただきます。



2015年からインドにいましたが、今まで一度も「あぁ今日は大切な国際ヨガデーだな」と思ったこともなく、今年もこの日のことを忘れておりまして、夏至について調べていたらWikipediaが教えてくれました、、、。とりあえず今夜はインドカレーでも食べて、“それっぽさ”を出しておきます。


Sahanaメルマガ vol.207(2021年6月)より

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