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181:瞑想と記憶、心の動き

マインドフルネスの普及もあり、日常生活において「今を生きること」の価値が強調されている昨今です。しかし、われわれヒトは起きている時間の3分の1、もしくは2分の1の間は“今を生きていない”そうなんです。



生物としてのヒトは、いかなる時も「今」にしがみつくようにできていないようです。脳は過去の出来事に焦点を当て、自動的に立ち返ります(それらの記憶に基づいて現在の行動や感情を形成するということですね)。



うまく作業に集中できず、すぐに他のことを考えてしまう…と誰もが経験したことがあると思います。この時、過去の経験が記憶として頭の中をかき乱しているような状態ですね。作業の中の何かがトリガーとなって、脳内は記憶に埋め尽くされるわけです。



なので、僕たちは常に精神的な世界に生きていると言っても過言ではないでしょう。リアリストの皆さんは嫌がるかもしれませんが、実際に脳の計測をすると、先述したように「起きている時間の3分の1、もしくは2分の1の間は“今を生きていない”」んです。



ということは……そうです、つまり記憶が作る心の流れのようなものを断ち切ることができれば、正真正銘“今を生きること”ができるわけです。



ヨガでは、「記憶」は心の側面の一つです。僕たちの心の奥深くに刻まれた印象やパターンであり、僕たちの行動、反応、感情に深く影響を与えます。これは過去の経験から生じ、無意識のうちに僕たちの日々の選択や生き方を形成しているわけです。



ヨガの実践を通じて、僕たちはこれらの内面のパターンに気づき、それらが現在の瞬間にどのように作用しているかを理解することができるんです。だから「瞑想がいいよ」と言われているわけですが、もちろん瞑想だけでなく、呼吸法やポーズを取ることも大きな意味を持ちます。



つまり、ヨガで体を動かしたり、呼吸に集中したり、目を瞑ってみたりすることが、ヒトの持つ強固な思考パターンを変容させる手段となり得るわけです。



Sahanaメルマガ vol.346(2024年3月)より

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