180:現代版:自己観察の深め方
きっとこのメルマガは、ヨガや瞑想、その他マインドフルネス的な実習を普段からされている方が購読されていると思います。皆さま、いかがでしょうか。実習前と後を比べて、何か良い変化はございますか。
今日のメルマガは、上述した実習が「なんだかよく分からんなあ」という方や、「自分に合っている気がするからもっと深めたい」という方に向けた内容をお届けします。もちろん、そんな実習に興味はないけど…といった方にも読んでいただければ幸いです(結局たくさんの方に届けたいという性が出ます…)。
ヨガと瞑想における「自己観察」は、自分自身の身体、心、感情の状態に深く意識を向けることを意味します。この実習は、自己認識を高め、ストレスや不安を減少させることに役立つわけなのですが、そもそも自己観察ができていないと…という話に。
そこでお勧めなのが、皆さんご存知ウェアラブルデバイスです。「ウェアラブルデバイス…?はて?」と思われている方は、アップルウォッチをご想像いただくと「あぁ、そういうやつね!」とすぐさまイメージできるかもしれません(分からないと思っていたけど、実は自分の左手首に既に付いていたわ…となっていませんか?)。
アップルウォッチのようなデバイスは、心拍数、睡眠パターン、活動レベルなど、皆さんの身体的状態に関する豊富なデータを提供してくれます。つまり、ヨガで必要になってくる自己観察のプロセスがさらに強化されると考えられるのです。
身体的感覚の理解:
心拍数や活動レベルのデータを通じて、身体の反応やストレスの兆候をより客観的に理解できます。ヨガや瞑想のレッスン/実習の前後でこれらの指標を追跡することにより、特定の瞑想方法やヨガのポーズが身体にどのような効果をもたらしているかを観察することができますね。
精神的な状態のモニタリング:
睡眠パターンやストレスレベルのデータは、精神的な健康状態と深く関連していることは皆さんのご想像に容易いと思います。これらの情報を追跡することで、ヨガや瞑想が心の平穏に与える影響を定量的に理解することが可能になります。
行動パターンの識別:
日々の活動量や睡眠の質を追跡することで、生活習慣と心身の健康との関係を見つけることができます。例えば、一定期間の瞑想習慣が睡眠の質にどのような影響を与えるかを観察することができます。
上記のようなデータは、皆さんが自己観察を行う際の客観的な基準(これがとても大事です)を提供してくれるので、自分自身の状態をより深く、かつ正確に理解するのに役立つというわけです。このことが、自己認識の向上と直接的に関連しています。
今日では多くの方々が腕時計型、もしくは指輪型のデバイスを装着されていると思います。既にお持ちの方は、今一度その有用性を意識していただきたいですし、まだ試したことがない方は、是非とも生活の一部に取り入れる準備をされることをお勧めします。
そして、ウェアラブルデバイスを使って自己観察を深めることで、ヨガや瞑想の実践がいかに変化するか、ぜひこの機会に体験してみてください。
Sahanaメルマガ Vol.344(2024年2月)より


