Column
ヨガとトランスパーソナル心理学

執筆:2019年7月(執筆者:平岡充乃介)

哲学から科学へ

 きっと皆さんご存知アリストテレスさんが「心ってなんなのよ」を最初に唱えたといわれています。記憶や感覚、睡眠と覚醒などをテーマに考察したんです(経験論的立場)。そこで彼が提唱したものは「心と身体は一つであり、分離できない」ということです。
 

 その後にデカルトさん(これまた哲学者ですね)が「人間の心には、物事を知覚する力があらかじめ備わっているし、精神と身体との間には相互関係があるよ」と提唱しました。

 経験論的主義から理性主義心理学が生まれたんですね。ここまでが17世紀までの話です。


 そこから主に哲学者たちにより、能力心理学や経験主義心理学、連想心理学などの発展をしまして、18世紀には数学や物理などの他分野が自然科学の発達を迎えます(自然科学者ダーウィンがかの有名な「進化論」を提唱しました)。

 

 心理学もここにきて、実証的科学としての道を歩み始め、その過程で諸科学と融合していったんですね。フェヒナーさんは「精神物理学」なるものを築きました(名前からしてもう、一気に科学っぽさを出してきましたね)。
 

 19世紀後半にヴントさんが登場しまして、彼がもう心理学を科学として、学問的に成立させちゃいました。彼は今までのような哲学的手法ではなく、自分の意識を観察することによって実証的に心を探求していきます。

 「人の心にはさまざまな感覚があり、これが結合して認識が成立する」と提唱しました。
この結合の法則を解明しようと、内観法によって意識を観察・分析していったのです。

 

 あれ?ヴントさん、めちゃくちゃヨガっぽくないですか…!?という感じですね。

トランスパーソナル心理学

 

 Yogaを心理学的に当てはめますと、「トランスパーソナル心理学」に分類されます。そのまま直訳通りに「個を超越して」という意味でして、この心理学では人間は個を超える段階まで成長できるんだよ、としています。そもそもトランスパーソナル心理学が「禅」や「チベット仏教」、「シャーマニズム」等の異文化との思想的融合も行われているのですが。

 

 この学問領域では、フロイトさんやユングさんの流れを汲み、アサジオリさんやマズローさん(欲求5段階説が有名ですね)が発展させたといわれています。

 

 言葉よりも身体体験(気功、ヨガのポーズ、瞑想など)を通して人の心を考えたり、理性(はもちろんですが)より感性を重視します。

 

Yogaとは、実践的な心の科学である
─木村慧心(Japan Yoga Niketan)

 

まとめ

 

 ごちゃ混ぜになりやすいですが、「ヨガは哲学」ではなくて、「ヨガは実践的な心の科学」です。たしかに「哲学的な話が盛りだくさんやん!」という感じなのですが、哲学の部分はVedaの流れを多く汲んでいるのであって、Yogaは実践派です。

 

 心理学の歴史を先述したように、ヨガも始まりは哲学でしたが、それがより科学的に、さらに近代は実践的なものになりました。

 

 つまり、皆さんはヨガをすることによって、実践的な心理学を行っているんです。

 

 え、もっと詳しく説明して?という方は、こちらをどうぞ。
「ヨガってシステマティックな心の科学なんですよ~」ということを書いております

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