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2:心的外傷後ストレス障害に対する瞑想とヨガ:ランダム化比較試験のメタ分析的レビュー

2:心的外傷後ストレス障害に対する瞑想とヨガ:ランダム化比較試験のメタ分析的レビュー

*別記事「1:心的外傷後ストレス障害のためのヨガ-系統的レビューとメタ分析」と併せてご覧下さい

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 当スタジオでは「ヨガが精神障害に効果的である」と断言するつもりはなく、「医療機関での治療と並行してヨガをすると効果的かもしれない」または「薬の効果が出にくい方に対して、ヨガが症状緩和の手助けとなり得るかもしれない」と考えております。

 「ヨガをしてみるのも、いいかもしれない」と、皆様にすこし興味を持っていただけるきっかけとなればと思い、論文をご紹介しています。

 ヨガを使った研究にご興味がある研究者の皆様は、ぜひともお気軽にお問い合わせください。また、補完的な行為としてヨガにご興味がある医療関係者の方も、お気軽にご連絡ください。

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 下記、研究の要約まとめです。

Meditation and yoga for posttraumatic stress disorder: A meta-analytic review of randomized controlled trials.

Gallegos AM1, Crean HF2, Pigeon WR3, Heffner KL4.

Author information
1:Department of Psychiatry, University of Rochester Medical Center, United States. Electronic address: Autumn_Gallegos@urmc.rochester.edu.
2:School of Nursing, University of Rochester Medical Center, United States; U.S. Department of Veterans Affairs Center of Excellence for Suicide Prevention, Canandaigua VA Medical Center, United States.
3:Department of Psychiatry, University of Rochester Medical Center, United States; U.S. Department of Veterans Affairs Center of Excellence for Suicide Prevention, Canandaigua VA Medical Center, United States.
4:Department of Psychiatry, University of Rochester Medical Center, United States; School of Nursing, University of Rochester Medical Center, United States.

Clin Psychol Rev. 2017 Dec;58:115-124. doi: 10.1016/j.cpr.2017.10.004.
(PMCID: PMC5939561 NIHMSID: NIHMS953021 PMID: 29100863)


【概要】
 心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、米国の成人の7-8%の生活に影響を与える慢性および衰弱性の障害です。瞑想やヨガなどの補完的な健康アプローチは、PTSDの症状の治療に有望です。このメタ分析では、成人患者のPTSDアウトカムに対するヨガと瞑想の効果サイズ(ES)を評価しました。また、介入の種類、PTSDアウトカム測定値、研究集団、サンプルサイズ、またはコントロール条件が、PTSDアウトカムに対する補完的アプローチの影響を緩和するかどうかも調べました。含まれた研究は、1193人の参加者に関するデータを用いた19の無作為化対照試験でした。ランダム効果モデルにより、小〜中の範囲で統計的に有意なESが得られました(ES = -0.39、p <0.001、95%CI [-0.57、-0.22])。介入の種類、研究集団、結果の測定値、またはコントロール条件の間に目に見える違いはありませんでした。ただし、サンプルサイズが30以下の場合、ESはわずかに有意に高くなりました(ES = -0.78、k = 5)。これらの調査結果は、瞑想とヨガが成人のPTSDの治療において有望な補完的アプローチであり、さらなる研究が必要であることを示唆しています。

引用文献は下記よりご覧下さい.

もし、掲載内容と論文に誤りがございましたらご連絡いただけると幸いです。