Study

高校生の鬱病・不安、およびストレスに対する瞑想・ヨガ・マインドフルネスの影響について:メタ分析

 なにとなく「ヨガとか瞑想とか、ストレスにいいよね!」と認識されていますが、それっと本当にいいの?なんとなくの解釈で教育機関にも導入・介入させていい訳?ということで、Breedvelt先生をはじめとすヨーロッパチーム(オランダ・イギリス・ドイツ)が過去の研究論文訳(12,000)を調査しました。


 結果、ほとんどの研究でバイアス(先入観)のリスクが高かった、と…(苦笑)


 ほとんどの研究は質が低いため、結果は慎重に解釈されるべきです。瞑想、ヨガ、またはマインドフルネスが学業成績に影響を与えるのか、それとも悪影響があるのか​​は不明です。


 まだまだ声高らかに「学生たちのストレスにも効くぞー!」とは、言えないようですね。



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 当スタジオでは「ヨガが精神障害に効果的である」と断言するつもりはなく、「医療機関での治療と並行してヨガをすると効果的かもしれない」または「薬の効果が出にくい方に対して、ヨガが症状緩和の手助けとなり得るかもしれない」と考えております。

 「ヨガをしてみるのも、いいかもしれない」と、皆様にすこし興味を持っていただけるきっかけとなればと思い、論文をご紹介しています。

 ヨガを使った研究にご興味がある研究者の皆様は、ぜひともお気軽にお問い合わせください。また、補完的な行為としてヨガにご興味がある医療関係者の方も、お気軽にご連絡ください。

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 下記、研究の要約まとめです。

The Effects of Meditation, Yoga, and Mindfulness on Depression, Anxiety, and Stress in Tertiary Education Students: A Meta-Analysis.

Breedvelt JJF1,2, Amanvermez Y3, Harrer M4, Karyotaki E3, Gilbody S5, Bockting CLH1, Cuijpers P3, Ebert DD4.

Author information
1:Department of Psychiatry, Academic Medical Center, Amsterdam University Medical Center, Amsterdam, Netherlands.
2:Research Department, Mental Health Foundation, London, United Kingdom.
3:Department of Clinical, Neuro-, and Developmental Psychology, Amsterdam Public Health Research Institute, Vrije Universiteit Amsterdam, Amsterdam, Netherlands.
4:Department of Psychology, Clinical Psychology and Psychotherapy, Friedrich-Alexander-University Erlangen-Nuremberg, Erlangen, Germany.
5:Mental Health and Addictions Research Group, Department of Health Sciences, University of York, York, United Kingdom.

Front Psychiatry. 2019 Apr 24;10:193. doi: 10.3389/fpsyt.2019.00193. eCollection 2019.
PMID: 31068842 PMCID: PMC6491852 DOI: 10.3389/fpsyt.2019.00193


【背景】
瞑想やヨガやマインドフルネスに関しては、メンタルヘルス分野において、教育機関での健康促進のための介入はごく当たり前になっています。

しかし、うつ病をはじめとする不安症やストレス(障害)への影響は不明のままです。

本研究では上記(瞑想・ヨガ・マインドフルネス)の効果が、高校生のうつ病や不安、そしてストレスの症状に対してに与える影響の有効度を評価しました。


【方法】
Cochrane Central Register of Controlled Trials(CENTRAL)、PubMed、PsycINFOを検索し、11,936の論文を抽出。そしてfull-text screeningのために181の論文を選定。 1,373人の参加者を含む23の研究(論文)を使って、random-effects meta-analysis(変量効果メタ分析)を実施した。


【結果】
事後検定時、異常値を排除した後
うつ病に対しての効果の尺度
g = 0.42(95%CI:0.16-0.69)
不安g = 0.46(95%CI:0.34-0.59)
ストレスg = 0.42(95 %CI:0.27〜0.57)
上記は中程度であった。不均一性は低かった(I 2 = 6%)。対照と比較した場合は、効果はg = 0.13(95%CI:-0.18-0.43)に減少した。安全性について報告されたRCTはなく、学業成績について報告された研究は2件のみであり、ほとんどの研究でバイアスのリスクが高かった。


【結論】
ほとんどの研究は質が低いため、結果は慎重に解釈されるべきです。介入を能動的対照と比較した場合、全体的な中程度の効果が実質的に減少することが見出された。瞑想、ヨガ、またはマインドフルネスが学業成績に影響を与えるのか、それとも悪影響があるのか​​は不明です。

引用文献は下記よりご覧下さい.

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