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神経障害におけるヨガの治療的有用性

神経障害におけるヨガの治療的有用性

 実際に、南インドのヨガ療法施設にて、「神経系疾患」のセクションでのヨガの療法としての指導を学びました。もちろん、ヨガなので即効性はとても低いのですが、症状が緩和されるインド人患者の方々を見る機会は多かったことを記憶しています。


 西洋文化圏でもヨガを治療の補助として導入される中、アメリカの研究チームが「そもそも神経系疾患に対しても医療的な効果は期待できるのか?」ということを調べました(レビュー記事)。


 ①ヨガは有効な補完的な管理およびリハビリテーション治療法か?

 ②ヨガの介入による治療の見込みを示す条件は何か?


 結果、「ヨガと瞑想の実践は、神経障害、特にてんかん、脳卒中、多発性硬化症、アルツハイマー病、末梢神経系疾患、線維筋痛症の生理学的および心理的改善を統計的に促進することを示している」とのことでした。


​ 楽しくも正しくヨガをすることによって、神経障害への療法効果は高い見込みのようです。



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 当スタジオでは「ヨガが精神障害に効果的である」と断言するつもりはなく、「医療機関での治療と並行してヨガをすると効果的かもしれない」または「薬の効果が出にくい方に対して、ヨガが症状緩和の手助けとなり得るかもしれない」と考えております。​

 「ヨガをしてみるのも、いいかもしれない」と、皆様にすこし興味を持っていただけるきっかけとなればと思い、論文をご紹介しています。

 ヨガを使った研究にご興味がある研究者の皆様は、ぜひともお気軽にお問い合わせください。また、補完的な行為としてヨガにご興味がある医療関係者の方も、お気軽にご連絡ください。

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 下記、研究の要約まとめです。

The therapeutic value of yoga in neurological disorders

Shri K. Mishra, Parampreet Singh,1 Steven J. Bunch,2 and Ray Zhang3

Author information
Department of Neurology, Keck School of Medicine, USC, Neurology Department, GLA and Olive-View UCLA Medical Center, CA, USA
1:ERI, Olive-View UCLA Medical Center, CA, USA
2:University of Utah School of Medicine, Salt Lake City, UT, USA
3:Department of Biomedical Engineering, Duke University, NC, USA

Ann Indian Acad Neurol. 2012 Oct-Dec; 15(4): 247–254.
doi: 10.4103/0972-2327.104328
(PMCID: PMC3548360 PMID: 23349587)


【目的】
 このレビュー記事では、包括的な科学的根拠に基づいた研究を使用して、病気の予防と健康増進におけるヨガのさまざまな基本的および応用的側面の有効性を分析しました。神経障害、特にてんかん、脳卒中、多発性硬化症、アルツハイマー病、末梢神経系疾患、線維筋痛症におけるヨガの効果を明らかにすることが目的です。


【方法】
 情報は、PubMed、Ovid、MD-Consult、USC、およびU.C.L.Aを含むさまざまなリソースから収集されました。ライブラリ。研究は、サンプルサイズ、コントロール、ランダム化、二重盲検、および結果の統計分析に基づいて選択され、レビューされました。


【結果】
 ヨガと瞑想の実践は、前述の神経障害の生理学的および心理的改善を統計的に促進することを示しています。(ただし、「それを評価するために採用された研究デザインには、特定の欠陥と不備があり、これらの研究の重要な分析が提示される」とのことです。)

引用文献は下記よりご覧下さい.

もし、掲載内容と論文に誤りがございましたらご連絡いただけると幸いです。

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