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出生前うつ病のためのヨガ

出生前うつ病のためのヨガ

新たな命を授かることは、誰にとっても尊くて素晴らしい出来事ではないでしょうか。

お腹の中に小さな命が宿っていると考えると、とても神秘的で凄いことだなと、男性の僕はただただ思うことしかできないのですが、実際にお腹に赤ちゃんがいる方にとっては、とんでもない経験をされていますよね。

もし、妊娠の機会に恵まれた方は、今までにない体感覚や気持ちなど、色んな情報が押し寄せていらっしゃるかもしれません。

特に女性は、男性と大きく違う特徴として、月経、妊娠、出産と、著しくホルモンが変化します。

そして体の変化だけでなく、妊娠や出産などの出来事を機に、社会的環境も大きく左右されることでしょうし、ここ日本では特に大変だな…と思う経験をされる方も少なくないことかと思います。

ついつい話が大きくなってきましたが、、、、今回ご紹介する研究は「出生前うつとヨガの効果」についてです。

結果としては、「抑うつ症状を部分的に軽減するのに効果的であろうと考えられます」とのことで、もし妊娠されていても、日常にヨガする機会があるのであれば、是非とも楽しく取り入れていただきたいと思います。

 下記、研究の要約まとめです。

Yoga for prenatal depression: a systematic review and meta-analysis

Hong Gong, Chenxu Ni, Xiaoliang Shen, Tengyun Wu & Chunlei Jiang
Faculty of Psychology and Mental Health, Second Military Medical University, Shanghai, People's Republic of China.
BMC Psychiatry volume 15, Article number: 14 (2015)


【背景】
 出生前のうつ病は、母親と胎児、双方の身体的及び精神的健康に悪影響を与える可能性があります。この研究の目的は、出生前のうつ病の予防・ケアとしてのヨガの有効性を判断することです。


【方法】
 ランダム化比較試験(RCT)の系統的レビューとメタアナリシスは、「PubMed」「Embase」「Cochrane Library」「PsycINFO」を検索することによって実施されました。2014年7月までに実施された“出生前うつ病とヨガ”に関する試験、またはそれらを説明するものが対象となりました。


【結果】
 6つのランダム化比較試験を特定。
・サンプル:375人の妊婦(20歳~40歳)
・うつ病の診断:DSM-IVの構造化臨床面接、疫学研究センターのうつ病尺度のスコア

 比較グループ(例、標準的な出産前ケア、標準的な出産前運動、ソーシャルサポートなど)と比較した場合、うつ病のレベルはヨガグループで統計的に有意に減少しました(標準化された平均差[SMD]、-0.59; 95%信頼区間[CI ]、-0.94〜-0.25; p = 0.0007)。

 あるサブグループ分析では、対照群よりもヨガ群で統計的に有意に低かったのです。ヨガには2種類あり、「①身体運動ベースのヨガ」と「②統合ヨガ」で、身体運動に加えて、プラナヤマ、瞑想、または深いリラクゼーションが含まれていました。


【結論】
 出生前の妊婦がヨガを実習することは、抑うつ症状を部分的に軽減するのに効果的であろうと考えられます。

引用文献は下記よりご覧下さい.

もし、掲載内容と論文に誤りがございましたらご連絡いただけると幸いです。