94:体温のしくみ

94:体温のしくみ

朝の冷たい空気が顔に当たって、ハッと眠気が覚める季節となってきました。朝起きるのが少しずつ大変に感じてきましたが、朝の冷たい空気はとても好きです。皆さま、防寒対策はしっかりとしてお過ごしでしょうか。



寒くなってくると風邪やインフルエンザに気を付けたいところですが、皆さんは、ご自身の平熱を把握されていますか。今年はワクチン接種の機会などで、体温を頻繁に計った方もいらっしゃるかもしれませんね。例えば、平熱が36.5℃だとして、体温を測定した際に38℃だったら「熱だ」と思うでしょうし、37℃を超えたくらいでも「微熱だ」と思うはずです。反対に、体温計に35℃と表示されれば、「低い」と感じるのではないでしょうか。



ついこの前まで外気温は30℃を超えておりましたが(今年の秋は暑かったですよね…)、最近では10℃前後になってきました。これだけ外気温が変化する中でも、体温は一定を保っています。そうなんです、周囲が大きく温度を変える環境下でも、平熱と高熱(風邪)の差が2~3℃程という、狭い範囲内に温度を維持出来る、僕たちの体って実は凄いんです。これは人間のみならず哺乳類や鳥類などの恒温動物が持っている「恒常性」という性質でして、脳の視床下部という部位にある体温調節中枢が、体温を決める司令室の役割を担っています。



この指令室で定められる体温が「セットポイント」と言いまして、この設定温度に合わせるように体温は絶えず自動的に調整されているのです。暑い時には汗をかいたり、寒い時には震えたり、きっと皆さんの意思に関わらず、自然と体がそのように機能していますよね。風邪を引いた時には、このセットポイントが高めに設定されるようで、この状態が「発熱」です。免疫の機能を活発に働かせるための仕組みでして、実はこのセットポイントが上がった後に体を冷やしても体温は下がらないんです。そうなんです、熱さまシートや氷嚢を頭に置いたところで、気分は良くなるのですが熱は下がらないのです。



この時の状態で熱を下げる手段が解熱剤で、体温を下げる為にセットポイントを下げる薬となっているのです。「外せない予定が…」「大事な会議が…」という時には、解熱剤に頼るしかないとは思うのですが、なるべく体温を下げずに免疫機能を活発に働かせてあげたいところですよね。と、“体温を自動で調整できる人の身体ってとても凄いんですよ”ということをお伝えしたいだけのメルマガですので、風邪は引かないに越したことはないです、、、。



体温調節も司る視床下部ですが、この視床下部の機能を整えることの一つに、ヨガがいいんですよ。ということで、風邪予防に、ご自宅や当スタジオでヨガをしながら、この忙しい師走を元気に乗り越えていただきたいと思います。


Sahanaメルマガ vol.231(2021年12月)より

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