67:走り梅雨

67:走り梅雨

ついこの間、九州地方の梅雨入りが発表されたなあ、なんて思っておりましたら、あれよあれよと中四国から近畿、さらには東海地方まで梅雨入りをしたようで、ここ関東も梅雨入り間近のようです。特に今日のように湿度の高い天気は、たしかな気候の変化を肌で感じますね(乾燥肌の僕には嬉しい潤いの季節です)。



日本は四季折々の──なんて言葉を、普段はついつい使ってしまいますが、梅雨という雨季を入れると五季なんですよね。もう少し季節を分けて考えると、秋の前には秋雨の季節があるので、六季となるようです(「六季折々」だと語呂があまり良くないですね、、、)。



ちなみに、今週の関東のようにずっと曇りや雨が続く天気で、まだ梅雨入りとみなされていない状態のことを「走り梅雨」と呼ぶそうで、“ただ天気が悪い日が続く”と思うより、走り梅雨という呼び名が付いているだけで、なんだか少し愛着を持てるのは僕だけでしょうか。と言いつつも、曇り空が続くと植物が一気に元気がなくなるので、3日後くらいには「早く晴れてくれないかなあ」なんて言っていると思います…。



ヨガが発展するよりも、さらに前の古代インドでは(インダス文明の後くらいですね)、自然現象についての仕組みを現在のようには理解していないので、太陽や月を始め、風や雲や雨などは大いなる謎だったわけです。日本にも八百万の神という考えがありますが、インドも多神教でして、特に雨の神様は紀元前から崇拝されていました(と、急にインドの神様の話を始めてしまいましたが、大丈夫でしょうか、、、)。



雨が降った後には作物が育つので、天が雨を介して生命エネルギーを地上に降ろしてくれているのだと考えたり、悪鬼と悪人には雷が落とされると考えていたりと、このようなことを今聞くと「原始的で可愛らしい考えだなぁ」なんて思われるかもしれませんが、これが原型となり、後のインドにおける輪廻思想、さらには僕たち日本人に馴染みの深い仏教の輪廻転生の考え方へと発展していきます。



ちなみに普段から雨の神を崇拝していたのではなく、降雨を祈願する時に最高神として祀り上げていたようで、とても人間らしいと言いますか、インドっぽいですよね…。“都合のいい神だだなんて…”って思いました。



“皆さんも雨が降る様子を観察しながら生命について考えましょう”なんて言いたいわけでも、言うつもりもありませんが、雨と人の歴史を知ると、ちょっとだけ雨の日が楽しくなるかもしれませんね。毎年、梅雨はやって来ますし、いつの季節でも雨は降りますので、雨の日だからこそ楽しめることを一つでも多く持ちたいなと思います。皆さまの「雨の日のおススメ」を、是非ともお教えくださいませ。


Sahanaメルマガ vol.202(2021年5月)より

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