50:春とトマト

50:春とトマト


お隣の静岡県では、2日前にスギ花粉シーズンに突入したようで、天気が良くて暖かい日には鼻がムズムズする方もいらっしゃるのではないかと思います。最近の疫学調査では、日本人の約40%がスギ花粉症だと言われていまして、数字で見るとかなりの人が花粉症に悩む季節なんですね…。僕はまだ花粉症ではないので、いつ発症するのやらとドキドキしております。



そんな花粉症についてお客さまと話をしていたところ、「なにやらスギ花粉とトマトは同じアレルギー反応が出てしまう」と伺いまして、調べてみたら、スギ花粉症を罹患されている方は、スギ花粉によく似た構造のたんぱく質を持つトマトによってアレルギー症状が発症する可能性があるようです。世のトマト好きの方は、なんとしてもスギ花粉症だけは防ぎたいところですね…!



ちなみに夏のイメージが強いトマトなのですが、実は春と秋が旬なことを、皆さまご存知でしたでしょうか。小学生の頃、1学期にミニトマトを育てる課題があったせいなのか、終業式とともにトマトを収穫して夏休みが始まっていたので、ずっと「トマトは夏」というイメージありました、、、。7月まではギリギリ旬のようですが、高温多湿は苦手な植物みたいです。



そんなトマト、実は悲しい過去がありまして(まぁトマトにとってそれが悲しいかどうかは分からないのですが)、南アメリカ大陸のアンデス山脈周辺が原産地なのですが、アンデスの人々からは「ジャガイモの方がいいわ」と食糧として見られなかったり、時代を経て16世紀にヨーロッパに紹介された後も、200年という長い期間受け入れられなかったりと、なんとも嫌われ者だったのです。



人間は赤い色を見ると副交感神経が刺激されて食欲が湧くとされるのですが、自然界における赤はリンゴやベリーのような紫色と橙色の色素を組み合わせてつくられた赤がほとんどなので、当時の人々にとってはトマトは赤すぎて、毒々しかったようです。その為、トマトは長い間、珍しい観賞用の植物として栽培されていました。



そんな時代に、トマトを食用にしたのがイタリアのナポリ王国でして、ここで皆さんご存知のナポリタンスパゲッティが誕生するわけなのですが……と、このまま延々とスパゲッティの話ができそうなので、今回のメルマガはこのあたりで(最近のメルマガは米やらトマトやら食材の話ばかりですね、、、)。



ちなみに僕はほぼ毎日トマトを食べるくらい、トマトにはお世話になっているので、今後もスギ花粉症に罹らぬよう気を付けたい所存であります。マスク着用が当たり前になって、実は助かっているのかもしれません。


Sahanaメルマガ vol.175より(2021年2月)

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