35:毒のある日常

35:毒のある日常


外を歩けば、辺りには金木犀の香りで満ち、すっかりと秋を感じるこの頃です。当スタジオでも、時たまお出ししているのですが、この金木犀を乾燥させてお茶にしたものを桂花茶と呼びまして(だいたいは緑茶とブレンドされていますので飲みやすいです)、自律神経系のバランスを整えるのに有効性があると考えられています。



少しずつ肌寒くなってきて、なんだかソワソワと落ち着かないなという方、または最近あまり寝た気がしない、不眠症気味だという方は、是非とも桂花茶をお勧めいたします。そのほか、低血圧の改善や整腸の効能があるとされています。香って良し、飲んで良しの金木犀、凄いですね。



と、なんだかこのまま「ご購入はこちら」リンクが貼られそうなメルマガを書いてしまっておりますが、お茶屋の回し者ではございませんのでご安心を…。ご来店された方で、気になる方は桂花茶をお淹れいたしますので、お気軽にお申し付けください。





食欲の秋ですが、皆さま、ブロッコリーや玉ねぎ、ニンニクはお好きですか。僕は好きなのでよく食べるのですが(対面での仕事を始めてからニンニクは暫く食べていないですね…)、もしお好きでない方でも、これらの食材がなにとなく“体に良いだろうな”というイメージをお持ちかと思います。



食材の栄養価が高いのはもちろんなのですが、食べるだけで細胞の修復メカニズムを活性化してくれるんです。ブロッコリー、玉ねぎ、ニンニク、クミンなどは害虫を寄せ付けない為に毒素を持っているのですが、この微量の毒素が、人間にとっては程よいストレス反応を引き起こしてくれるのです。



「ブロッコリーは抗酸化作用がある」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、この微量の毒素(スルフォラファン)が適度なストレスとなってくれることにより、細胞のストレス反応を活性化させ、抗酸化物質の量を増加させます(抗酸化物質は増えるのですが、抗酸化作用まではあまり期待できないようです)。



他にも、ホウレンソウやビーツ、ブルーベリー、ザクロなども同じような効果があるようで、飲み物だと緑茶と赤ワインも良いみたいです。



僕は最近までこのことを知らずに、ただただ「栄養価が高いもの」として(そして美味しいから)ブロッコリーを食べてきましたが、まさか自分の体の中に微量の毒素を取り込んでいただなんて思いもしませんでした。そして、そのことによって細胞の修復メカニズムが活性化していたとは…です。



このように微量の毒素が体に良い影響を与えてくれるのであれば、日常生活の小さなモヤモヤやストレスも微量の毒素として捉えれば…とは頭の中では思いますが、実際にそう変換するのはなかなか難しいですよね。ふと思ったのは、綺麗な事しか言わない人よりも、やや毒のある人の方が人を惹きつけられる能力が高い気がするのは、何か関係があるのやら、どうなのでしょうか。ちなみに「皮肉のような小さな毒を吐く」という行為が、脳を活性化してくれるという研究もあるそうです…。


Sahanaメルマガ vol.141より(2020年10月)

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