29:認知のしくみ

29:認知のしくみ


ずっと晴れていて気持ちの良い横浜ですが、マスク焼けが心配なこの頃です。と言っても、外部の仕事が無い今は、外に出る時間なんて微々たるものでして、ほとんど屋内で過ごしています。



ヨガをしているのはもちろんなのですが、意外にも仕事時間のほとんどはパソコンを使って作業しています。各講座の資料作成や(講座が立て続けにある時には目の下にクマができています…)、webサイト管理、その他仕事諸々…と、今こうしてメルマガを書いているのもそうですね。日々の多くの時間は、パソコン画面とにらめっこ状態です。



僕の中では、この仕事をデスクワークだと思っておりまして、皆さんと同じように、首~腰にかけての背中の張りや疲労について、身をもって実感しています。どちらかというと、「ヨガを指導する」という意識はあまりなく、皆さんがスタジオやオンラインのご予約を入れて下さることによって、僕も一緒に「ヨガをさせてもらっている」という感覚です(いつも本当にありがとうございます…!)。



ご予約が少ない日には8時間以上、ご予約満席でも3時間はパソコンを開いておりますが、肩こりや腰痛に悩まされることは無いので、「ヨガは肩こり腰痛予防にいいんです」と胸を張って言えそうです。



なんだか肩こりと腰痛の話になりましたが、今日はパソコンと心のしくみついて話そうと思っていたんです。コンピュータとともに生まれた心理学があることを、皆さんご存知でしょうか。



「認知心理学」と呼ばれるものでして、私たちが普段行う「見る、効く、話す、記憶する」という認知のしくみを、コンピュータの情報処理システムのように捉えることで解明するのを目的として誕生しました。その時々の学問に大きな影響を受けて発展を遂げてきた心理学って、なんだかとてもいいですよね。物事を認知することを、情報処理システムとして以下のように捉えています。





①入力

コンピュータ:情報を入力

認知心理学 :見た、聞いた、嗅いだ等の感覚情報を心に入力



②保存

コンピュータ:ハードディスクに記録

認知心理学 :コンピュータより広範囲な情報に対し。複雑な情報処理を行い認知



③出力(検索)

コンピュータ:必要な時に検索し、ファイルやプログラムを展開

認知心理学 :心は感覚と情報を判断し、外の世界に向けて意思決定を行ったり、反応する





ヨガも大昔から、「どのように心を捉えるか」がテーマですので、このように認知のしくみをコンピュータの情報処理システムのように理解する方法も、とても面白いと思います。日常でよく使っているものに自分の心の動きを当て嵌めて考えると、より客観視できますよね。



さらに、心理学の一部として発展しただではなく、脳神経学や情報科学、言語学、人類学、哲学など、さまざまな学問と連携し合い「認知科学」なる学際領域のものが誕生しています。情報処理の観点から人の知的活動を理解しようとする研究分野でして、皆さんもよくご存知の、人工知能(AI)などの概念の議論も含まれます。



調べれば調べるほど面白い情報ばかりのこの分野、またいつかの機会にメルマガでもお伝えできればと思います。


Sahanaメルマガ vol.128より(2020年8月)

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