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Mail Magazine

174:ヨガって痩せるのか論争②

「運動で痩せることができないということは、もしや、、、、」と思われているかもしれません、その“もしや”です。結局、今までのデータから導き出される答えは“体重の増減を決めるのはカロリーの摂取量だけである”ということです。そうです、シンプルに“食べ過ぎたら太る”ということですね。



日本のように食の選択肢がとても豊富で、且つ食品加工技術に優れている状況では、人の脳は正しい選択ができなくなる為、気が付けば食べ過ぎているわけです…。「摂取カロリーが消費カロリーを上回らなければいい」と頭で分かっているつもりでも、その頭の中で誤作動が生まれているという悲しいパラドックスです…。



この誤作動が生じてしまう部位が、視床下部と呼ばれる脳の領域です。普通はこの視床下部は、驚くほど高性能で、味蕾や消化管から感覚情報を受け取り、血中の栄養素やホルモンをモニタリングし、空腹感や代謝率をそれに応じて調整し、エネルギーバランスを保っています。つまり、このおかげで常にカロリーの支出と収入が一致するという、素晴らしいシステムなんです。



「イライラすると暴飲暴食してしまう」というのは、皆さん一度はご経験があるかもしれません。ストレスやイライラは、視床下部を刺激しホルモンを分泌し、食欲を増加させることがあったり、食べることで一時的な満足感や安心感を得ようとする行動につながることがあります。



ストレスやイライラの感情を管理し、適切な食生活を維持することは、身体と心の両方にとって重要です。ストレス対処法の一環として、ヨガや瞑想、適度な運動、十分な睡眠を取ることが、食生活の改善に大きく効果的というわけです。



ここで今回のメルマガで肝になるのは「楽しい生活しているのに太りやすい…」という方も多いのではないかということですね。特に今の時季、クリスマスシーズン~年末年始にかけては、皆さんの頭の片隅にはいつも「太ったかも…」という台詞が居座っているかもしれません。



この時季を脳のエラーなく乗り越えるためには、以下の要素を満たす食事を心がけることがお勧めです。①栄養価が高く、②満腹感を得られ、③しかもカロリーの高くない食品を中心とした食事が大事なんです。



研究によって分かってきたことは、これらの条件によく合う食品は、果物、魚、お肉、ジャガイモなどの手を加えていない、且つタンパク質や食物繊維を多く含む食品が腹持ちがいいんです。



反対に、クッキーやケーキ、クロワッサンなどはカロリーが高いけども栄養価は高くない上に腹持ちは良くないという結果だったんです。「あっ、クリスマス気分でたくさん食べちゃったわ…」という方、いかがでしたか。たくさん食べられたのは、もちろん気分も影響していますが、“満足感が低い”ということが大きく関係しているのかもしれません。



と、まだまだ書きたいことはあるのですが、いきなり結論パートを持ってきますと、「ヨガは痩せることに大いに貢献できる」というのが今のところの僕の意見です。ヨガは運動要素を持っていますが(むしろ日本のメインはこのパートですね)、今も昔も変わらず「どう生きるか=いかに健康で健全に生きられるか」がテーマの実践哲学です。



「心を常に観察し、それに振り回されないこと」は視床下部への良い影響を与えてくれますし、「事実を正しく見極める力」は何を食べるか、どう過ごすかに良い影響を与えてくれるのです。



年内最後のメルマガ、長くなりましたが、これを読んでくださっている皆さまは、既に自分に合う食事や過ごし方を知っているはずですよ。周りに飛び交う情報に惑わされることなく、ご自身と向き合いながら楽しい年末年始をお過ごしくださいませ。


Sahanaメルマガ Vol.337(2023年12月)より

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