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Mail Magazine

131:冬こそ散歩①

先週末から一段と寒くなりまして、冬という季節がグッと傍に来た気がしますね。皆さま、体調はお変わりありませんか。



冬になってくると、より食欲が増すぞという方がいらっしゃるかもしれません。これは越冬のための脂肪の貯蓄という説もありますが、どちらかというと冬の日照時間の減少に伴う幸せホルモンの減少を防ぐためだと考えられています(という話を昔書いておりましたね)。そうなんです、冬はちょっと気分が下がりやすい季節とも言えます。



一年を通して見てみると、「そういえば冬には鬱々とした気分になりやすいなぁ…」という方は少なくないのではないでしょうか。上述の日照時間も関係していると思うのですが、個人的には“寒くて外に出なくなること”が大きく関わっていると考えています(ヨーロッパ諸国に比べて日本の冬はしっかり晴れてくれますし)。しっかり防寒するために服をあれこれ着るのが面倒くさい、という方もいらっしゃるかもしれませんね。



“鬱々と”なんて書くと大げさに聞こえるかもしれませんが、「あの時ちょっと失敗したな」とか、「あんなこと言うんじゃなかったな」とか、(後になって思えば「些細なことだったなあ」なんて言えるんですけどねえ…という)後悔を頭の中で繰り返してしまうことはないですか。ネガティブな考えを何度も繰り返してしまうことを“反芻思考”と呼ぶのですが、これがなかなか厄介で、自力ではなかなか抜けられないんです。



そんな時どうしたらいいのかは実はとてもシンプルで、“自然に触れる”ことで反芻思考を抜けられるようになるんです。具体的には、自然の多い道を60~90分散歩するだけでいいんです。昔から多くの研究がなされてきましたが、「うつ病と診断された人が、自然の中で90分散歩すると気分が軽くなる」ということが証明されているくらいなんですよ。



なんで自然の中を歩くだけでネガティブ思考が消えていく(生産的な思考パターンをつくる能力が高まる)のかと言いますと、不自然な都会にいる時と、自然の中にいる時の情報の種類と、その捉え方が大きく変わってくるからなんです…という話を、また次回のメルマガにて。



寒い冬の季節だからこそ、ちょっと気分転換に暖かくして自然の中へ飛び込んでみてください。きっと何かしらの良い発見や、体の感覚に違いが出てくるのではないでしょうか。それを確かめに、明日からスタジオは少しお休みを頂戴しまして、奄美大島(またいつかするかもしれないし、しないかもしれないヨガリトリートです)へ行ってきます。



Sahanaメルマガ vol.283(2022年12月)より

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