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Mail Magazine

122:ついつい食べ過ぎちゃう人類

8月7日は立秋でしたので、暦の上では今週から秋ということみたいですね。

週末からはお盆、その前には新しい祝日の山の日があったりと、カレンダー的には忙しい1週間なわけでございますが。今週から夏休み、またはお盆休みを取られる方も多いのではないでしょうか。



お正月休みやGWに次いで、このお盆休みの期間は、家族や親戚、お友達で集まり、みんなで豪勢な食卓を囲む機会があるんじゃないかなと思います。

(新型コロナウイルスの感染状況を気にすることを一旦置いておくと)個人的には、現在のような状況だからこそ会える人には実際に会い、且つ共に食事をする機会には大賛成です。

大賛成なのですが、特にこの暑~い季節に気を付けていただきたいのは“食べ過ぎ”“飲みすぎ”ですよね。



以前よりメルマガを購読してくださっている方は「あー、はいはい、食べ物の話ね、どうせ節制についてでしょ」と思われるかもしれませんが、今回のメルマガは「みんなで楽しく食卓を囲むと食べ過ぎちゃいますよねえ、うんうん」という特に健康面に言及しないという変な話です。



この「みんなで食べると楽しくてついつい食べ過ぎてしまう、飲み過ぎてしまう」というのは、祖先から刻まれた心の情報なんじゃないかと言われています。

大昔の人類を想像していただきたいのですが、そこで行われていた儀式だったり、祝宴だったり、みんなで一緒に同じものを食べて祈願するということが文化的結束になり、心地良さと安心感を生み出してきたからと考えられているんです。

もちろん家族内の祝宴でもそうですね。豊かな食事をとりながら団結力を高められるので、栄養面からも心理面からも大きな価値があるとされてきました。



このようにして、大昔からヒトは祝宴の営みを通じて、満腹を超えるまで食べることと社会的な幸福感が強く結びついてきたわけなんです。

なので、今日の僕たちがお祝いの席であったり、近しい人たちが集まる場でついつい満腹を超えてまで食べてしまうのは、「ヒトにとっての社会生活の重要性を甘く見ることができないぞ」という、祖先からの心の情報のせいなんじゃないかと考えられています。

つまり食べ過ぎてしまっても、「楽しすぎたから」「祖先からの遺伝情報で」という必殺ワードを使えば、なんだか最強の免罪符に、、、、。



昔から実家に来てくださるお坊さんが「堅苦しくなるためにするのではなく、せっかくのご縁である家族親戚に会う為に法事をしたらいいんですよ」と、いつも仰っていたのを思い出しました。

今はこのような状況なので、少ない人数で楽しむのことももちろんとても良いですし、ご家族やご友人と会われる方は食べ過ぎる程しっかりとお楽しみくださいませ。



Sahanaメルマガ vol.266(2022年8月)より

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