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118:七夕
今回で261回目のメルマガでして、今まで色々なテーマについて書いてきたつもりですが、実は七夕について書いていなかったみたいです(我ながらに、260回以上もあれこれテーマ見つけてよく書いているよなあ…なんて思います)。
と、まぁ毎回そんな感じで、全然お得なお知らせが無いメルマガって、もうただの便りですよね。
そんな今週7月7日は年にたった一度、織姫と彦星が出会えるという日、七夕ですね。
古代中国より伝承されてきたお伽噺が、今の日本でもしっかりと続いていると考えると、すごい話ですよね。
それも、「働き者だった2人が結婚すると恋に溺れて遊び惚けてしまっているから、年に1度しか会わせない」なんていう話が脈々と。
人はいつの時代も恋にロマンスを感じるものなんでしょうね。
そんな2人が出会う日には空を見上げる方も多いんじゃないかなと、「今年はもう梅雨も明けたし、綺麗な夜空が見えるのではないか」と思い天気予報を見たんですけども、横浜はびっくりするくらい曇りと雨が続く予報なんですね、、、、(7月4日の天気予報見てます)。
七夕の風習が始まったとされる奈良時代には、織姫に因んで裁縫や手芸の上達を願う行事だったそうです。
時代を経て江戸時代には子どもたちが読み書きが上手になることを願って短冊を書いたそうで、そんな江戸時代では幕府公認の節句だった為、七夕は祝日だったようです。
今日にこの制度を復活させてくれても、きっと誰も反対しないことでしょう。みんなで仕事を休んで星に願う日なんて、メルヘン且つロマンティックで良いですね。
「七夕」とか、「夏至」「スーパームーン」とか聞くと、一気に空への興味が湧いてくるのですが、日ごろから空の様子を気にすることってあんまりないですよね。
もちろん天気を気にされる方は多いと思うのですが、雲や星や太陽、風の吹き方を観察することは、なかなかないかもしれません。
自然と人体を観察しながら、人間の体の仕組みだけでなく宇宙を知ろうとした古代インド人の思想は、今日のヨガにもふんだんに取り入れられているのですが、現代ヨガの先駆け期(と言っても2,000年くらい前の話なんですけども)には、「太陽」や「月」、「北極星」に瞑想するのがポピュラーだったんです。
短冊に願いを書く方も、書かない方も、今週はちょっと夜空に輝く星を考えながら目を瞑ると、昔のヨガ行者たちの気持ちになれておもしろいかもしれません。
Sahanaメルマガ vol.261(2022年7月)より