top of page
studio Sahana logo ヨーガ ヨガ ヨガスタジオ ヨガセラピー
Mail Magazine

114:脱力と深部感覚

5月も後半ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。個人的には「5月は頑張らない月」と決めておりまして、なるべく頑張らないようにしているんです。

なんて話をすると誤解されるのですが、もちろん仕事は真面目にやっております(…文字にする途端に自信が無くなってきますね…もし「最近ちょっと甘いんじゃないか?」のご意見がございましたら、是非ともお教えください、、、)。



ちょっとした体調不良だったり、気持ちがあまり乗らない時というのは、まぁどの季節でも当たり前に起こり得るわけですが、とりわけ5月が苦手で…と感じられる方も少なくないかもしれません。



僕の場合は、5月だからといって特に何かある訳じゃないんですよ、むしろ心身ともに健康な一カ月を毎年過ごしてきたわけなのですが、“もしかして今年は5月病になるかも…”というリスクを最大限に減らすために、予め「5月は頑張らない」って決めているんです。

おすすめですよ、最初から諦めてしまうこと。と、おすすめのわりに5月も後半になって何を言っているんだか…という感じですけども、是非とも来年の5月であったり、ちょっと苦手な時季にお試しください。



そんな前置きが長くなりましたが、皆さま、ちゃんと休めていらっしゃいますか?仕事とか家事とか学校とか、そのような日常のすべきルーティーンを休めていのるかどうかではなく、夜(時たま朝でも昼でも夕方でも)、ベッドや布団の上でちゃんと休めていらっしゃるでしょうか。



ご自身のお体が一番楽な姿勢を、ご存知ですか。

きっと寝る時には、無意識で楽な姿勢を取りながら寝ていらっしゃると思うので、「腕や足の位置はこのあたりで…肘や膝の角度はこれくらいで…」なんて考えることはないと思います。

普通、そのように無意識に楽な姿勢で寝ることで全然問題はないですし、それで良いんです。

それで良いのですが、ちょっと布団の上で試していただきたいのが「良肢位」という姿勢でして、筋肉や関節に負担がかかりにくいと医学的に明らかになっている姿勢です(是非とも画像検索してみてください)。



良肢位の姿勢の際に、ご自身の体の脱力感をしっかりと感じていただければと思います。

どの関節も、曲げすぎたり伸びすぎたりすると負担は大きく、その中間くらいが負担が小さいのです。布団の上で、もぞもぞと動きながら、姿勢毎の体の感覚を是非とも観察してみてください。

この時に感じる体感覚が、深部感覚と呼ばれまして、日ごろの体の緊張や脱力を意識しやすくなったり、ヨガをする際には自分の体を思い通りに動かしやすくなったりするのです。



もちろん、良肢位が一番楽な姿勢と言えども、定期的に体勢を変えて寝る必要がありますが、寝る直前に楽な姿勢を取ることによって、しっかりと脱力感を感じた後、いつもの気持ちの良い体勢で寝られると、翌朝は少し体が軽くなっているかもしれません。



Sahanaメルマガ vol.255(2022年5月)より

bottom of page