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Mail Magazine

090:文字と手

なんだか前回のメルマガはシステムエラーの為、半分ほど送れていなかったと、利用しているサービスから連絡がありました(なので、前回のメルマガがお手元に届いた方は2人に1人だったようで、それをラッキーと呼ぶかどうかは人それぞれということで…)。届かなかった方には、こちらの都合ではなく、ただのシステムエラーだったという事が伝わりますと幸いです。



と、今では色んな事が自動化され、ひとりでも様々な仕事を同時に進行できたり、最初から最後までシステムに頼る事だって可能になりました。昔はメールマガジンというものはなく、さらに言えば、ワープロというテクノロジーが登場するよりも以前は、手書きまたは凸版印刷だったことを考えると、同じ文字でも伝え方が大きく変化していますよね。



11月の過ごしやすいこの季節、読書の秋ですが、皆さんにとっての“本を買う”とは、印刷された本ですか?それとも電子書籍でしょうか?かなり前のメルマガでお伝えしたことがあるのですが、僕は1年間ほど電子書籍のみで読書をして、その結果、全て紙の本を買うことにしています。保管する場所を取らなければ、持ち運びも容易な電子書籍の便利さは大好きなのですが、なんだかんだ手でページを捲りながら読む紙の本が好みだということに気が付きました。



哺乳類は、世界を認識し探求するための感覚が必要で、それぞれの種によって感度の高い部位が異なります。ブタは鼻の感度が非常に高いように、ヒトは手と唇の感度がとても高いんですよね。つまり僕たちヒトは手と唇を主に使って、世界を認識したり、調べたりしているみたいです。そういえば、僕も何かと手の話が好きみたいで、過去のメルマガも手をテーマにすることが多いみたいですね。ジェスチャーの話やら、薬指の話など、ご興味ある方は、過去のメルマガもどうぞご覧ください。



先日、初めて写経する機会をいただきまして、何年振りか分からないくらい久しぶりに筆を持ちました。皆さんは、最近、筆で物を書く機会はございましたでしょうか。僕自身、普段からPCやスマートフォンで文字を入力することが当たり前になっていて、「あぁ、日ごろの生活では、ちゃんと文字を“書くこと”がないんだなぁ…」としみじみと思いました。自分の手の感覚を再認識したり、筆先に意識を向ける時間、とても良かったです。日常生活で画面やキーボードに触れる機会がほとんどを占めている方は、是非ともこの秋に、本の紙質や、筆を持つ感触、さらには筆先の感覚を楽しむ時間をつくられてみて下さいませ。


Sahanaメルマガ Vol.227(2021年11月)より

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