top of page
studio Sahana logo ヨーガ ヨガ ヨガスタジオ ヨガセラピー
Mail Magazine

087:筋肉治癒

まだまだ暑さの続く10月上旬ですが、ところどころ秋らしさを感じられ、朝晩はランニングやウォーキングなど気持ちの良い時季となりましたね。そして緊急事態宣言が明けたことによって、トレーニングジムやスイミングプールに再び通われ始めた方もいらっしゃるかと思います。つまるところ「スポーツの秋になりましたねえ」と言いたいだけなのですが。



当スタジオも、“日常の中に静けさを──”というテーマでプライベートヨガを提供しておりますが、クラス内では、なんだかんだしっかりと体を動かしていただくことが多いですよね。ちょっと久しぶりにクラスを受講したらそこそこ筋肉痛になったな、、、なんてご経験をされた方も少なくないはずです(ごめんなさい…)。



暑くもなく寒くもない秋は、運動するにはもってこいの季節で、ついつい体を動かし過ぎて疲労が…ということにもなりかねません。運動だけでなく、お出かけやご旅行される際もいつもより多く歩いたり、立っていることが多いのではないでしょうか。皆さま、体のケアは何かされていますか。



疲れた時にはマッサージに行くという方、多いのではないかと思います。好きな方にとっては、凝り固まった筋肉を揉まれたり、指圧されることって、とても気持ち良いですよね。そんな気持ちの良いマッサージですが、「マッサージって気持ち良いけど、ほんとに効果があるんかいな…?」と、長いこと西洋医学からは「非科学的」であり「東洋人の思い込み」だと言われておりました(マッサージを科学的方法に則って効果測定するのが困難だからという話でもあるのですが)。



“効果は思い込みである”とまで言われていたマッサージですが、初めて科学的に認められそうなのではないかという研究結果を、かの有名なハーバード大学が発表しました。ハーバード大学に「マッサージは科学的にちゃんと効果がありました」と言われたら、もうそれだけですごい信頼できそうじゃないですか(もちろん実際に信頼できるんですけども)。それも、僕はこの研究の好きなところがありまして、マッサージの効果をちゃんと定量的に測定する為に、マウス専用マッサージマシーンを開発しているんですよね。あのハーバード大学がマウス用のマッサージマシーンを開発したんですよ、、、、と思わず2回も書いてしまうくらい僕は好きです。



この研究の結果として、マッサージは炎症を引き起こす免疫細胞や炎症物質を筋細胞から洗い流すことによって、筋肉を損傷したマウスの回復力を(マッサージを処置しなかったマウスに比べて)2倍にし、新たに再生した筋繊維の質もより強固にしたと発表しました。マッサージ、気持ち良いだけでなくちゃんと効果があったようで、東洋人としては嬉しく思います(部活時代にはよく処置を受けていました)。



そして、マウスの実験においては、筋肉がダメージを受けてから3日目にマッサージをしてあげることで、実験の中では最大の治療的効果を測定できたみたいです。もし、皆さんも運動しすぎたり、出かけて歩き過ぎた時には、2~3日後にマッサージに行かれると回復速度が早まるかもしれませんね。そして、横浜のお勧めのマッサージ店がございましたら、是非ともお教えくださいませ。



Sahanaメルマガ vol.223(2021年10月)より

bottom of page