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Mail Magazine

037:ホッとすると体が柔らかくなる

こんにちは。天気予報と窓の外を見てから家を出るものの、温かそうと思ったら肌寒かったり、しっかりと防寒すると意外と暖かかったりと、なかなか温度調整が難しい気候の横浜ですね…。寒くないと思っていても、手足の先は冷えていたりしませんか。



様々な分野でオンライン化が進み、PCの前に座っている時間が長くなった方もいらっしゃるかと思います。特に、在宅ワークに切り替わった方は、座っている時間が顕著に長くなったのではないでしょうか。



このメルマガを読まれながら、椅子やソファーに腰掛けて(床に座られている方はもちろん床の上で)、片膝を伸ばしてストレッチをしてみて下さい。「あ、かたい…」とか、「痛い…」と感じることはありませんか(「最近ヨガを続けていたから、むしろ柔らかくなっていることに気がついた」という方は、百点満点ですね)。



実は、この時に生じる張りや痛みを、必要以上に感じてしまっている場合が多いのです。きっと「(最近あんまり体を動かしていなかったし、しかたないよな…)」と思われているかもしれませんが、実はそのことが原因ではなかったりします(ちなみに、リハビリを指示するお医者さんも“長い間動かしていないから、痛みを感じても仕方ない”と思われる方も多いそうです)。



安静時の筋肉が必要以上に緊張している状態では、ストレッチした時に余計に痛みを感じてしまうのです。なので、“ストレッチする時にいつも突っ張る感じがするな…”という方も、本来の筋肉は柔らかくて、緊張していない時に伸ばすと痛みを感じないはずなのです。実際の筋肉の柔らかさ以上に感じる、このような痛みは「みかけの痛み」と呼ばれます。



この「みかけの痛み」の正体は、筋スパズムというものなのですが、「近くの関節が緊張して(硬くなっていて)起こる場合」と、「心の状態が緊張して起こる場合」があります。「近くの関節が緊張して~」という原因は、皆さんもご想像できると思うのですが、意外なのは心の緊張がストレッチ時の体の痛みとして現れることではないでしょうか。



もしかしたら、皆さんが感じる太もも裏の痛みや、背中の痛みは、心の緊張から起こっているかもしれないのです。忙しかったり、イライラしやすい時は、なんだか腰痛や肩こりをいつもより酷く感じませんか。「3分間ほど、ゆっくりと呼吸に集中する」だけで、この“みかけの痛み”がかなり緩和されることが検証されています。



普段、ヨガや他トレーニングされている方は、始める前に3分だけ“ふぅと一息つく時間”を取ってあげることで、怪我の予防にもなることばもちろん、運動効果も上がるとされております。また、一日中、仕事や家事でバタバタ忙しい時には、気が付けば体も硬くなりやすいので、合間にお茶の時間や軽い散歩の時間を作ってあげて、計画的にホッと一息つけるようにすると良さそうです。こまめなおやつの時間は、実は体にも心にも良いかもしれませんね。


Sahanaメルマガ vol.146より(2020年10月)

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