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Mail Magazine

003:ヨガは力を抜いた者勝ち

こんばんは。

9月も始まりましたね。



お子さまが新学期登校にぐずっちゃいましたら、ぜひご一緒にヨガしにおいでくださいませ。

友達や先生のことが好きでも、行きたくない時だってあるんですよね。


そんなこんなで、まだまだ暑いのですが、「9月」って表記を見ると秋を感じてしまう不思議です。​

“僕たちは言葉を食べている”って、どこかの賢い人も言ってました。

(海外での販売で、明太子をそのまま「魚の卵」って訳したら全然売れなかったけど、「スパイシーキャビア」と表記したらバカ売れしたらしいです)



この言葉の魔力が「ヨガのポーズ」にも、あると思いませんか。

身体を伸ばしたければ「ストレッチ」がありますし、鍛えたければ「トレーニング」があります。もっと言えば「ピラティス」や「バレエ」だってありますね。



でも僕たちは「ヨガのポーズ」に魅力を感じているのです。

変なポーズ/姿勢をとっても、ヨガの最中なら納得しちゃう格好って意外と多いのではないでしょうか。きっとそこには、スポーツのような競争心が無ければ、ダンスのような表現も無く、自分の体に意識を向ける作業が淡々と、そして確実に行われているからだと思います。



当スタジオには鏡が無いのですが、鏡に映る自分よりも体の感覚を優先していただきたいからなのです。普段は何気なく立っているの僕たちですが、片足立ちになってみると、「おっ、自分の体って意外とバランス取るの難しいなぁ」なんて気が付きませんか?



頭で考えてバランスを取ろうとすると難しかったりするのですが、気楽に試してみると簡単にできちゃったり。

ご自身のテキトーな感覚、信じてみてください。

​料理を作りながら、歯磨きをしながら、メルマガを読みながら、「ながら」に片足立ちをしてみると、意外とひょいっとバランスが取れたり。



最近は、さらに気を引き締めて(いるつもり)、自分のヨガの時間も徐々に増やしています。

あらためて自分の体と向き合う時間が増えると、無意識に自分で作ってしまった先入観に邪魔されることがあります。「ここの関節が硬い」とか、「このポーズはバランスが取れない」とかとか、、、。



例えば、「前屈」という言葉に苦手意識があるな…という方は多いのではないでしょうか。

前屈をしろと言われて前屈をしたら、太ももの裏にハリを感じるかもしれませんね。



でも、「膝を伸ばしたまま、足元のゴミを拾って」と言われたら、気が付けばいつもより楽に深く前屈できちゃった…って、体感できるかもしれません(是非、お近くにいるご家族やお友達に言ってみて下さい)。


ヨガで体を動かすときに大事なのが「どれだけ練習したか(時間)」ではなくて、「どれだけ体と向き合ったか(感覚)」だと信じています。


自分の体の感覚がわかるのって、結局は自分だけなんですよね。


「あ、ちょっと今日は体が疲れてるな」とか、「おっ、柔らかくていい感じ」とか。

グッと肩に力が入っていたら、体のことってイマイチ分からないんですよね。


じゃぁ、どうすれば力が抜けるのっていう話なんですけど、”ポーズを取るぞ”という意識ではなくて、”ちょっと体を動かしてみるか”くらいの意識が、ちょうどよかったりするかもしれませんね。


自分の手足ってどこまで伸びるんだろう、肩や股関節ってどんな風に動くんだろう等、観察しながらテキトーに動いてみると、きっと楽しいですよ。



​Sahanaメルマガ vol.27より(2019年9月)

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